家路

昨年末から、ちょっと自分には向かないような仕事でも、とりあえずやっていた。

とにかく何かしていないと、生きるのも儘ならない感じだった。

なので決まりそうな仕事に応募して、時給が安くても好きじゃない仕事でもやっていた。

そうこうするうちにまぁまぁ元気になったので、さすがに嫌な仕事はもうしない事にしよう。

 

仕事に貴賤はないだろうが、職種に依って集まる人材の質はなんとなく偏っている。

仕事はどんな仕事でも面白いと思えるのだけど、そこに集まる人の質は面白くない事も多い。

扶養枠で働ける短期の仕事というのは、奥様達が多い。

今どきの若い奥様は普通に正社員で働いているが、50代以上の奥様達はお小遣い稼ぎに来ている人が多い。

そういう人たちは、とにかく噂話が多い。

あれがもう本当に苦手。

毎年一時期だけあるような仕事には、奥様同士顔見知りで「今年はあの会社に○○さん行ってるよ。派遣会社はあの会社」みたいな会話が飛び交う。

そしてそこに居ない人の噂話。

ここのところそんな仕事をしちゃったので、もう本当うんざりだった。

休憩室はリーダー格の奥様の声が朗らかに響き渡り(こんなご時世だが)、万一でも彼女たちの定位置を奪ってしまった日には「やだぁ〜いつもの場所空いてない〜ぃ」などという声で居た堪れない。

 

ちょっと無理して働きすぎた。

四月までは休もうかなぁ。

私は俗にいう『繊細さん』なんだと思う。

 

昨年一年お世話になった派遣会社は、現在新しい仕事を取れない状況なので、今は他の派遣会社数社に登録して短期の仕事だけやっている。しかし、さすがに疲れた。

もう四月からの仕事を探すにも出遅れてる感はあるけど、ちょっと非常勤職員とか探そうかなぁ。

 

さて四時の音楽がなりました。

遠き山に陽は落ちて