雨の天皇誕生日。
上皇がお目見えするかも知れない、新年は行きたい気もするけど。
今の天皇は、子供の頃から良く婦人雑誌やら皇室アルバムみたいなテレビ番組などで見ていて、馴染みがあるけど、馴染みがある分、嫌な記憶にも繋がる。
貧乏でその日食べる物にも困っていた子供時代に、皇太子だった頃の天皇はテレビの中で「ナルちゃん」と呼ばれ持て囃されていた(貧乏でもテレビはあった)。
同じ子供なのに、この境遇の違い。と思ったものだ。
そして、皇后は私と同じ年の生まれだ。これまた、なんの苦労も知らないようなお嬢さんで、私が悪い男に引っかかってひどい目に遭っていた時期に、華やかに皇室に嫁入りした。
その頃の自分のどん底感が、皇后を見る度に想い出される。
両陛下は出来れば見たくない方々なのだ。
平成の時代には、もう後半になって一般参賀に行くようになったが、それは私にとってはイベントみたいなものだった。
ただ行く度に、ちょっとだけ皇室に親しみも覚えた。
皇室なんて要らないじゃんと思っていたが、これもまぁ有って良いのかなとか思ったりした。
令和になって、今はまた皇室要らないじゃんと思っている。
どこぞの姫君はさっさと国も捨てて出ていったし、そんな感じの人達に国家予算必要なのと思ったりする。
自由にさせてあげたら良いよ。と思う。
そんな今日は、もっと別の人の誕生日なのだ。
もう居ない、もう歳を重ねることも出来ない。
そんな日も私は、ただだらだらと怠惰に過ごしている。
だって、彼はもう居ないから。