いちねんのはじまり

新しい年になった。

 

私にとっては、あまり新年らしさも感じない年明けだった。

コロナ前は毎年1日から初売りに出掛けていたが、今年はそんな気力も無かった。

でも天気は良かったので、午後は近所をぶらぶらと散歩して、普段通らない路地を通ってみたりした。

途中にある神社やお寺は、そこそこ並んでいたので参拝はしないで、そろそろ帰ろうと思ったら、携帯に能登半島地震の通知がきた。

時間を置かずにどんどん通知が来るので、大きな災害になるのではと思った。

状況がわかってくるほどに、被害が大きくなっている。

災害に遭われた方々に、必要な支援が届きますように。

 

2日は例年通り、美術館の無料開放のはしご。

もたもたしてて出遅れたけど、写真美術館と現代美術館へ。

写真美術館では市井の人々を写した写真が多くあって、その中にもう居ない人が写っていないだろうかと、つい探してしまった。

いるはずは無いんだけど。

既にない景色が写真の中に残るように、彼の姿もどこかで写真の中だけでも残っていけば良いのにと思ってしまう。

 

ウクライナで撮った写真を、日記と共にスライド展示していた作品もあった。

日常が非日常になっても、日常を淡々と送る事は、大事な人を突然失ってしまっても日常は続く、今の自分の気持ちと似ている気がした。

 

現代美術館は、着いたのがもう15時を過ぎていたのもあってか、例年より空いていた。

今回は造形作品があんまりなかった。

なんだか分からないけど楽しいオブジェ、的なのをみると元気出るんだけどね。

 

明日からは仕事。

正月らしい気分が全然ないまま、正月休みも終わる。

 

見に来てくださる数少ない方々、今年もたまには更新しますのでよろしくお願いいたします。