冬至だ。
かぼちゃを食べると確実に調子が良くなるので、冬至にはなるべくかぼちゃを食べるようにしている。
小豆とかぼちゃ。おかずにしては甘いけれど。
この世の中に大事な人がひとり居なくなるというのは、本当に世界にひとり分の空白が出来るような感じだ。
何も変わらないような日常なのに、目覚めた時から空白を感じる。
あの人の居ない世界。
それにも少し慣れてきた。
泣いても戻らないのだし。
昨日辺りから、食事も自分でちゃんと作れるようになって、それをおいしいと思えるようになった。
ちょうど5週間経ったので、何か吹っ切れるものがあったのかもしれない。
まだ彼の為にやるべき事はあるのだけれど、もう手放すべきかとも思ったり。
彼に出会う前の自分に戻るだけだ。