タイトルに意味はない。
SDGsって、今ひとつわかっていない。
広範囲な目標すぎて、なんか使う機会がわからない。
とりあえず、ジェンダー平等について。
北の国の、最低気温がマイナス30度になる日もそれなりにある土地に住んでいた。
時代は1970年代。
子供の頃にテレビに映る東京の子は、女子はスカートで男子は半ズボンだった。
北の国に、そんな子はあんまり居なかった。
あれはドラマの中の事とか、東京の子供だけだと思っていた。
当時の北の国の公立学校に通う小学生は、体育の授業にわざわざ体操着に着替える事もなかった。
なのでみんな、運動が出来る格好で学校に来ていた。
女子も男子も、ジーンズとかパンタロンとかそんな格好が多かった。
スカートを履くのは低学年の一時期で、高学年になるとスカートの女の子もほとんど居なかったように思う。
中学生になると、公立中学の女子の制服はイートン型のブレザーにプリーツスカートだった。そして長ズボンもあった。
さすがに中学ともなるとスカートで通学する子が多かったが、ズボンで通学する子も普通にいて、それをどうこう言われる事もなかった。校則でも女子の長ズボンは着用出来る事になっていた。
なので私も、ズボンを履くことが多かった。
思春期にありがちな、一人称がボクになっちゃう女の子達も、普通にズボンで通学した。
それも別に、冷やかされる対象でもなかった。
それでも寒さでいうとズボンよりスカートの方が暖かいと気が付き、私もスカートを履くことが多くなったけれど。
足元は長い防寒靴を履いて、長めのスカートの中にペチコートだの暖かめのガードルだのを履けば、空気の層ができてスカートの方が暖かいのだ。
その後実家とは疎遠になって、北の国の状勢に疎くなったので知らなかったが、いつのまにか女子の制服からズボンがなくなったらしかった。
中学の制服というのは制服というよりは標準服となっているので、その辺は厳密ではないのだろうけれど。
今、女子の制服にもズボンを標準にという方向のようだけれど、今更なんだなぁという感じがする。
多くの場合、年頃の女子は身体の線が出やすいズボンよりスカートを好むと思うが、どちらでも選べて当然だよねーと思う。
そうなれば男子だって、スカートの制服でも良いのではと思う。
男子だって、身体の線が見えるの嫌な人もいるだろうし。
大人になって東京に出てきたら、東京の子は本当に男子が半ズボンだったので、あれは本当だったんだなぁと驚いた。女子はもうその当時ではいろいろだったけど。
今は東京の公立の小学生も、スカートは少ないように思う。
多様性の時代が来たのだから、制服に男女差をつけなくても良いのかもしれないな。
普通に学ランが着れるのなら、学ランを着て学校に通ってみたかった。
わたしのジェンダーは、女でもあり男でもあり女でもなく男でもない感じなのだ。
女の部分が出るときもあれば、男の部分が出るときもある。
おばさんであり、おじさんである感じだ。
それは子供の頃からなんとなくあった気がする。
普通にお姫様になりたい女の子だったけれど、女の子ではなくわたしという人間です。
という感覚で生きてきた気がする。
子供と大人というのもなんだかピンとこなくて、大人も子供も同じ人間だよね。
という感覚だったので、なんとなくいろいろピンとこないまま子供時代を送ったきがする。
大人になれば社会の仕組みの中で、そういう位置づけを理解していくけれど。
いつものように、なんかまとまらないが、こんな感じです。