知らない世界

非正規で働いている職場の同じく非正規の同僚が、実は本業が別にあるという人だ。

そういう人は別に珍しくにないが、稀に見る性格の悪い女だ。

そいつがやっている事が、多少エンターテイメントに関わる事なので、それを聞いて以来、舞台女優とか売れない地下アイドルとかが、全部彼女のような嫌な人間に思えてきた。

そういう世界では、他人を蹴落とす勢いで仕事をしないといけないのかも知れないが、あんな性格の悪い人間が夢を売るような仕事をしているのかと思うと、すごく気持ち悪い。

まぁ彼女に関して言えば、そういう性格だから結局は本業がうまく行かず、フルタイムの事務仕事をするしかないのだろうけど。

 

彼女のSNSに登場する、ほぼ無名の俳優やアイドル達を見ると、今までそういう人達を頑張っている人達と思って見ていたが、それ以降本当に気持ち悪い人達に見えてしまう。

張り付いた笑顔。

その裏にある、他人を蹴落とそうとする意地の悪い顔。

 

怖い世界だなぁ。

白い曇天

空が白い。

今日の曇り空。

 

東京の曇り空は灰色が多いが、今日は白い。

 

北の国では良くこういう空を見ていた。

真っ白な空。雲が動くのすら分からないほどの白一色。

そういう空を長いこと見て育ったので、今日の空は落ち着く。

こんな空の下で過ごした10代までの日々。

本当に人生って短い。

 

一昨年の冬に父が亡くなってから、特にそう感じるようになった。

 

人の人生の大半の事は、20代までに終わるような気がする。

あとは何となく追われて追われて、気がついたら終わっている。

その間に子育てやら仕事やらで慌ただしく過ごしているのだけれど、それも振り返って見れば、20代までの想い出よりも不鮮明な気がする。

まぁそれは、子育てをしなかった自分が思うだけで、子育てという自分以外の人の人生に関わった人にとっては、それと同じだけの長さと鮮明さがあるのかもしれないが。

 

あっという間に80位になりそうだなぁ。

春の心はのどけからまし

関東の桜は終わって、これからは八重の桜の時期。

盛大に散った桜は寂しいが、この雨で最後か、この風で最後かとハラハラする事は無くなる。

こんな気持は昔の人も持ったわけで

 

世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし

 

在原業平も詠んだのだ。

 

また来年。

盛大な花を見れると良いな。

 

正直、人がいつ死ぬかなんて分からない。

来年の桜を観る事が出来るかも、誰にもわからない。

 

最近、家族を殺すような事件をよく聞く。

折角産んで育てた子供に殺される親。

少子化の今なのに、これじゃあ子供を生みたいと思う人もどんどん減りそう。

 

三月は後半怒涛の嫌なこと続きで、お蔭でストレスで本来やるべき事がすっぽりと抜けてしまったりと、金銭的にもダメージが大きかった。

あとから後悔してもどうにもならず、もうこれを教訓にするしかないと諦めて、少し憑き物が落ちた感じ。

私は私。

もう自分の事だけ考えよう。

 

まずは、荒れ果てた部屋をなんとかしないと。

春爛漫

東京の桜も満開。

昨日は所要で神保町辺りに行ったので、ついでに千鳥ヶ淵の桜を観に行った。

昼過ぎだったが、結構な人出だった。

日本人は桜が好きだな。

 

震災で犠牲者が出た九段会館も、まだ取り壊されずに建っていた。

 

20代の頃、千鳥ヶ淵で会社の花見をした。

今は出来ないみたいだが、当時は場所取りが出来た。

今みたいにライトアップも無く、提灯のような物も無かったように思う。

薄暗い千鳥ヶ淵で、夜桜を観る。

あれもまた良き想い出。今となれば。

 

人生なんて意外と短いとつくづく思う。

何かを成し遂げられる人なんて少ない。

女性の多くは、子供を産んで育て上げる事で、何かを成し遂げた事になるのだろう。

独身者はそれもない。

 

桜の季節は、明るい分少し寂しい。

彼岸に雪。

 

雪の降るのが見たくて、窓を開けてストーブを点けている。

 

昨夜は職場の飲み会。

正規雇用では無いので、そういう飲み会には行かないつもりだったが、行ってみていろいろと思うこともあった。

まぁ、もう行かないかもな。

気を使わせるし。

 

若い人を見ていると、若干失った若さを想い出して寂しくなる。

自分が若さを謳歌したり、やりきった物が無く歳をとったからなのだろうが。

これからの人とか、それなりにやりきった同年代とかの中にいると卑屈な気持ちになってしまい、それが嫌になる。

昨日は二次会に行くであろう人々より先に帰る人に便乗して、早めに場を離れ、独りでベローチェで珈琲を飲んでから帰った。

オフィス街にあるベローチェは、私にとっては憩い。

スタバとかもっと小洒落たカフェとかより。

 

さて明日も仕事。

私は私のやるべき事をするまで。

安い時給でなにおばさん頑張ってるの?と思う若い人にはそう思わせておけば良いし。

自分は自分で淡淡とやりたいように仕事をしましょう。

 

今日が雪で良かった。

今日がピカピカの晴天だったら、少し落ち込んだかも知れない。

世界中から誰も居なくなってしまったのかと思うほど、今何の音も聴こえない。

 

東京でこんな時間は珍しい。

弥生

三月も半ば。

肋骨を複数本骨折する事故から、一年が経とうとしている。

長かったような短かったような一年。

骨折箇所は、未だに痛い。

仕事は骨折前に働いていた職場に戻った。

骨折の所為で一年近くだらりとしていたので、仕事を始めるといろいろ戸惑いはあった。

予想外に仕事のカンが戻らず、自分にもイライラしたり、同じ職場でも別の部署になったので、仕事量も増えて痛みが無くなっていた肋骨の痛みもぶり返したし。

 

今年は三月になって暖かい日が多く、もう桜も咲きそうだ。

桜の季節に折った肋骨。

これからはこの時期になると肋骨を想うのであろう。