エアコンが壊れているので、最近は晴れた日が好きじゃない。
しかしそうもしてられないので、修理業者を呼ばねばならない。
その為には部屋を何とかしないとならない。
なんというか、独身を拗らせた男性の部屋みたいな乱れっぷりなので、他人は入れられない。
そんなわけで片付けを始めた。
捨てるか売るかしようとあれこれ出していて、高校の時の生物の副読本を捲っていたら、高校の時挟んだ栞が出てきた。
萩尾望都さんの漫画の一コマをセルに描いた栞。
すっかり忘れていた。
栞の裏側には、友達が授業中書いたいたずら書きがあった。
高校の時はあんまり記憶にないほど楽しくなかったけど、少しは学生らしい事もあったのだと想い出した。
この副読本がびっくりなほど折り目も書き込みもないのは、授業で使う事が全くなかったからだ。
当時の学校は、そういう無駄な副読本を買わされたものだ。
今の学校はどうなんだろうな。