黄金の週間

生まれ育った場所では、今頃は桜が咲き始めているだろう。

関東辺りと違って、北国は一斉に色々な花が咲き始める。

関東に長く住んでも、時々10代までを過ごした場所が懐かしくなる。

 

連休だし本でも読もうと、若い頃に買って読んだはずの本を今読み返しているが、読んだはずなのに内容を全く覚えていない本もある。

それはその時の若い自分には、全く響かなかったという事なんだろうな。

 

平成も終わり皇后陛下上皇后となるわけだが、公務も無くなった後には一般の老婦人のように装って、念願であった神保町の古本屋街を散策出来ると良いがと思う。

 

さて、あと平成も2日。

どこかに出かけようか。

明日は雨だしね。

平成最後の週末

怒涛の年度初めが終わって、ゴールデンウィーク

そして平成も終わる。

 

平成はバブルから始まって、その後ずーっとずーっと低迷した時代だった。

災害や大きな事件も起こり、前代未聞な時代でもあった。

それも終わる。

 

元号が変わったからと言って、何かが大きく変わるわけでもないだろうけれど、令和という音は麗しく穏やかな感じがする。

その音の通りの時代になって欲しい。

 

皇居に一般参賀に行ったりする自分が言うのもなんだが、天皇制は別に要らないんじゃないのかと一国民として思う。

まぁでもね、象徴としてそういうものを置いておく事は、伝統を重んじる国民性としては必要なのかも知れないけど。

 

令和の天皇に望むことは、新皇后が心の病になられていた事もあるわけだし、そういう病や目に見えない病や貧困や弱者に対して、寄り添うような公務も行って欲しいと思う。

赤十字の名誉総裁だの、何の役にも立たない名誉職なんて意味があるのかなと思うのよね。正直。

名誉職につくより、もっと実質的な意見が言えるような皇室になって欲しいものだ。

それか何も言わないか。

 

そんなこんなで、ゴールデンウィークもあっという間に終わりそう。

年度末

平成最後の年度末。

明日には新元号の発表もある。

明日は新元号が変わるまで変えられなかった、来年度書類の元号部分を変えないと。

 

こんな形で天皇が譲位するのを経験した事がないので、なんだかみんな浮足立っているような感じがある。

4月の新年度と5月の譲位とタイムラグがちょっと混乱させる上に、世の中は桜で満開で、終わりと始まりの季節で、なんかぼんやりとしてしまう。

 

明日は職場に新人がやってきて、人事異動で人も配置も上司も替わり、昼近くには元号も発表され、銀行の合併やらで書類の書き換えもあって、ふわふわと慌ただしく一日が過ぎていくのだろう。

月半ば

気がついたら2月も中旬。

今年もあっという間に終わりそう。

 

平成も終わるというのに、最近部屋で二股ソケットを使っている。

昨年末に引越した部屋が築40年の建物で、照明のスイッチが壁に無い。

照明は紐で引っ張って点灯するものか、リモコン式のものを付けるしかない。

キッチンにも何か付けないとならないので、今時二股ソケットを買うに至った。

正しい商品名は「2号新国民ソケット」。

パナソニック社のものだ。パナソニックには因縁もあるし、他社のものを買おうかとも思ったが、何よりヨドバシカメラでこれが一番安かったのだ。

トイレの電灯的なイメージの二股ソケットだけど、レトロ感もなかなか悪くない。

使っていなかったLED電球も活用出来るし。

紐の無いひねって点灯するソケットを、子供の頃実家で使っていたなぁ。

 

子供の頃夢見た近未来には、まだ二股ソケットは現役だった。

意外と文明は進まないものだ。

関東も雪

都内の雪は、然程ではなかった。

新宿駅の中継には、いつもの迷惑な映り込み女がうろうろしていて笑った。

まぁ話題にすると付け上がりそうだが。

他人が嫌がる事をしては駄目と、誰にも教わらなかったのだろう。

 

昨年の初冬くらいから、米津玄師ばかり聴いている。

あの才能はなんだろうな。

羨ましい気がする。

彼がわたしくらいな年代の生まれだったら、音楽では受け入れられなかったかもなぁ。

『ガロ』辺りに暗い漫画を描くような人だったかも知れない。

想い出は雪

今週のお題「わたしとバレンタインデー」

 

バレンタインデーが良い想い出なのは、少女の頃かもしれない。

その頃の雪の降る田舎町では、都会のような華やかなバレンタイン商戦は無かった。

ハートチョコのCMでは、当時12歳かそこらの川崎麻世が出ていて、その格好の良さに子供ながら惚れ惚れした。CM自体はちょっとコミカルだったが。

 

現実には男の子なんかどうでも良かった小学生の私は、女ともだちとチョコを交換した。

親友と呼べる気の合う友達は、お母さんがお菓子を手作りするような品の良いお家の子だったので、バレンタインデーには手作りのチョコをくれた。

子供のことだから、湯煎に失敗して沸騰させたらしいチョコは、気泡の入ったほろほろとしたチョコだったが、初めてもらう親友からの手作りチョコは嬉しかった。

私からは、それこそ当時20円かそこらだった、ハートチョコをあげたような気がする。

 

雪の降る田舎町のその親友との想い出は、今でも宝石のように美しい。

彼女は今も雪の降る国で、絵を描いて暮らしている。

もう逢うこともないけど。

彼女は私を憶えているだろうか。

節分

気がついたらもう2月。

この間いろいろありました。

5年近く住んだ部屋を取り壊しで引っ越し、引っ越しではいろいろと疲れる出来事も多く、すっかり疲弊した。

その疲れを癒そうと実家に久々に帰ってきたが、ただ疲れただけだった。

雪の中を歩けた事が唯一楽しかった事か。

雪の中で育ったから、どうしても雪の感触が懐かしくなる。

 

引越後の荷物は、未だに片付いていない。

どこに何を入れたがが分からなくなり、出てこない物も多い。

引越した部屋は築年数が40年と古く、思いの他老朽化している。

浴室が元のバランス釜からユニットに変わっている分いくらか良いが、他は全然リフォームにお金を掛けていないようだ。

部屋のあちこちが、素人がペンキを塗ったみたいな状態で、汚れを落としたり以前のペンキを落としたりせずに塗装しているので、あとから塗った塗料がボロボロと剥がれている。

そして恐らく、前の住人が年寄りの男性だったのでは無いかと思うが、あちこちの汚れが酷い。

掃除もプロを入れていないのだろうなぁ。

落ち着いたら色々と手直ししないとならないだろうなぁ。

まぁそれも楽しんでやるしかないだろう。

 

以前住んでいた部屋は、私が引越した1週間後に見に行った時は、恐らく年配の女性ひとりを除いて全員退去していた。

あれから2ヶ月経ったので、恐らくもう取り壊されているのじゃないだろうか。

住みやすい部屋ではなかったが、どんな部屋でも去る時は少し寂しい。