のんべんだらり

長かった夏も、さすがに終わったらしい。

 

何もしないで終わった夏。

仕事もあんまり探す気にならず、生活どうすんの、と思いながらも怠けていたら身内の不幸があって、急ぎ戻った田舎では姉たちに逆らわないように無になっていて、戻ってきたらどっと疲れて更に呆けていた。

東京はいつまでも暑かったけれど、さすがに夏も終わったらしい。

 

いくらか涼しくなって、ちょっと散歩もしやすくなったので、二駅先までぼちぼち歩いていたら、お互い初対面らしい外国人の若い男女が話していた。

どちらも日本語は、まぁまぁ出来るらしい。

通りすがりに聞こえた会話で男性が女性に「どこから来たの」と聞いていた。

女性はベトナムと言い、あなたは?と訊き返した。

男性はウズベキスタンと答えた。女性はわからないと答えた。男性はロシアは知ってるよね?と訊くと、女性は困ったように知らないと答えた。

その後どんな会話になったかは、もう通り過ぎて分からなかったけど。

ウズベキスタンって、知名度はそんなものなのか。

 

先日昼寝をしていたら(BBAすぐ眠くなっちゃう)、夢を見た。

もう母の居ない家で、姉と話したりしているうちに、姉は出かけてしまいひとりになった。

別の部屋へ行ってみたら、見知らぬ筋骨隆々の半裸の男が胡座をかいて座っており、さらにどんどん見知らぬ人がやってくる。

その状況に周りを見渡したら、自分の実家ではない、ここはどこ?となって、どうやら他所の家に入ってしまったようだと焦る。

そして、とうとうこの歳で惚けてしまったのだ。どうしたもんかと思っているところで目が醒めた。

結構ドキドキした。現実じゃなくて良かったと思った。

 

夏の間、世の中には米が無かった時期に、たまたま家には買い置きがあった。いつもはそんなにないのだけど、米が不足する前に5kg買ったあと、身内から食べ切れない米があるからと5kgもらった。

そのあと世の中は米不足になった。

先週、やっとその米も無くなったので買いに行った。今は米が無いという事は無いけど、選べるほどの種類はないし、通常の千円増しくらいの価格になっていた。

米の売場で思案していたら、隣に来た夫婦の旦那さんが「この値段じゃまだ買えないな」と言って去って行った。

普段はスーパーの食品の値段なんか気にしてないんじゃないの?と思うような旦那さんが、なんか偉そうに言ってたので、奥さんにしたら内心、ヤレヤレって感じなんじゃんと思った。

確かに高いけど、米は必要なので私は買って帰った。

帰ってからペットボトルに米を移していたら、いつもは2リットルのペットボトル2本と1.5リットル1本に入れてまだ余るのに、最後の1本に隙間が出来るくらいだった。

5kgと書いてあるので、容量はあるんだと思いたいが、米の粒が小ぶりな気がしたので、その所為かしら。なんとなく損した気分だが仕方ない。

 

そんな雨の日曜日。

来週はさすがに、職安に失業給付の手続きに行くべきかなぁ。