マリネリス渓谷の午後

ふと眼にしたり、聴こえて来たりする情報で、時々嫌な過去の事を想い出したりする。

過去のもうどうにも出来ないことや、若さゆえに踏み誤った出来事などを想い出すと、その頃に戻ったかのようにまざまざとその痛みをも想い出す。

その出来事から繋がる今が、さして幸せではないからだろう。

 

今日みたいな暑い昼下がりには、同じように暑い昼下がりにJ-WAVEを聴きながら仕事をした時代を想い出したりする。

若くて休日働く事も苦ではなくて、でもさほど良い想い出でもない時代。

 

あー、ブラッドベリなんか読んでるから、余計に気分がノスタルジックなのかもな。

ブラッドベリが亡くなったのはつい最近のような気がしていたけれど、もう5年も前なのか。

いつまでも生きていて、いつまでも新しい物語を見せてくれると思っていた。

 

 

真夏のような5月の午後。

少しは片付けを進めないと。

ガラクタ

『ガラクタ捨てれば自分が見える』という本を買ったのは、かれこれ10年も前。

読んだ時はすぐ捨てようと思えたが、結局全然片付いていない。

私の中では、捨てる系の本で一番やる気が出るのがこの本なのだが。

 

骨折する前に、ちょうど少しやる気を出して片付けを始めた所だった。

しかし骨折して重いものが全然持てなくなって、片付けは頓挫した。

骨折からひと月半がすぎて、少しは重いものも持てるようになったので、そろそろ片付けたい所だ。

しかしここに来ての体調不良。

どうもやる気が出ない。

大体が、経済的に遊んでいる場合でもない。

片付けどころじゃないのだ。

と、ぐるぐるして一日が終わる。

でもなぁ、本当いい加減片付けよう。

 

ずっと親と住んでいた家を親の亡き後片付けていた方のブログが、ここ1年更新されていない。

前触れも無く、突然その方の全てのブログの更新が無くなった。

多少体調が優れない事が書いてあったが、さほどの事でも無さそうだったのに。

 

いつ何があるか分からないなぁと思うと、私もこのままこの状況にしておけないよなぁと思う。

なぜこんなに物が増えたのだろう。

 

実家にいた頃は、部屋に極力物を置かないようにして、すっきり暮らしていた。

掃除もすぐ終わるし快適だった。

東京に出てきてからも、最初は物が少なかったし、極力増やさないようにしていた。

 

なのに、今はどうなんだ。

床にいろんな物が直置きされていて、収納の少ない部屋はモノで溢れかえっている。

そして使いたいものがどこにあるのか探し出すのも大変だ。

 

あー捨てよう。

人が生きていると何でこうも物が増えるんだろう。

まだまだ骨折

意外と重傷であった肋骨骨折。

気胸とかは無いはずなんだけど、どうにも調子が悪い。

ここのところずっとめまいがしている。

骨折した当初から骨折した側の頭がふらつくような変な感じがあったが、それが更に酷くなってきた。

回復に向かう時期なはずなのに、なんだか全然良くならない。

病院では骨は付いてきてると言われたが、骨のつき具合が少しずれているようで、その所為なのかどうにも胸が苦しい。

全然ゆっくり療養する経済的な余裕は無いんだけど、ここは無理しない方が良いんだろうなぁ。

もう腹をくくって療養するしかないか。

 

話は変わってブログの事。

ブログを作っても、最近は全然更新する事がなかった。

もっと若い頃は、何か不特定多数に向かってというか、誰にともなく何か思うことを吐き出したいという思いで毎日更新していた。

書きたいことも、その日気がついた他愛ない事から世事の事までいろいろ書いていた。

世の中がブログからSNSが主流になって行く頃から、私もなんとなくブログから遠ざかった。

SNSをやり始めたからというわけでもなく、何となく。

もともとネットであれこれ書いていた頃は、もっとネット内にのどかな親密さがあった。

それでいて今ほどの面倒も少なかった。

そういう物がセキュリティの関係でSNSに変わっていって、なんだかつまらなくなったのかも知れない。

 

そんなこんなでここも全然更新していなかったが、最近少し書きたい気持ちも出てきた。

ただ、散歩の途中とか変な時に思いつくことを、いざ書こうとする時に忘れてしまうので仲々更新できないが。

 

4週間

骨折から4週間。

やっと痛くなくなってきたよっと思って居た矢先に、風邪をもらってしまった。

咳を思い切って出せない所為で痰が絡んでも上手く出せず、余計に肋骨に負担が掛かる有様。

なんか一度くっつきかけた所が離れたんじゃないかって感じがするくらいに、痛みぶり返してます。

 

風邪を貰ったのも、無理に出かけた所為。

こういう時は目先の事より自分の健康を優先しないと駄目だね。

 

風邪の所為でまたしても味覚が駄目になり、全然食事も取りたくないが、骨の為には高タンパク高カロリー、カルシウムやビタミンDも多めに取らなければならない。

しかし全然食欲ない。

何を食べても全然味が分からないのだけれど、何故か甘いものと白米の味は分かる。

甘いものが分かるのはいつもだけれど、何故か今回は白米の味は分かる。

白米に掛けたふりかけの味も分かる。

あれだけクセのあるラム肉の味も全然分からなかったのに。

好きな紅茶も、渋みしか分からない。

 

とか書いていたら、咳がぶり返して、咳を我慢する余り飲んだ紅茶が逆流して大変な事になった。

阿鼻叫喚。

リブバンドも含め着てた物全部洗う羽目に。

 

やれやれ。

早くこの状況から回復したいなぁ。

寒の戻り

冬の寒さでヒーター点けました。

 

骨折から13日目。

さすがに、布団でちゃんと寝られるようになってきた。

ずっと座ったような形でしか寝られず、どうにもこうにもだったが。

それでも昨日夕方買い物に出た時に、リブバンドは着けていても未だ歩く時に響くのでゆっくり歩いていた。

とにかく誰かにぶつかるのが怖いので、普段のようには歩けない。

時々若いのにすごくゆっくり歩いている人とか見ると、なんだろうなぁと思っていたが、肋骨折ったらそうなるなと解った。

ゆっくり歩いている人が全て肋骨骨折ではないだろうけど、どこかに疾患があるのかもしれないね。

 

何十年も前だけど、電車の中で真ん中当たりの吊革につかまって、頑として動かない男の人がいた。

こっちは押されていてその人が動かない所為で、すごいぎゅうぎゅうに押し付けられている上その男の人の肘が頭に当たっていて、イライラして睨みつけたら「背骨が折れてんだよ!」と怒鳴られた事があった。

当時は背骨が折れてるのに、逆に吊革に掴まって踏ん張るって変じゃない?と思ったが。

その男の人が本当に骨折してたのかどうかは解らないが、見た目には解らないけど骨折等で辛いながらも満員電車に乗ってる人はいるんだろうなと思う。

 

ただ目に見えない病気や怪我や障害は、理解してもらうのは難しい。

 

以前、とにかく身体がだるいという時期があった。

電車で吊革に掴まって、やっと立ってるという位に辛かった。

そういう時に目の前の人が立って、ようやく座れると思ったら、横に立っていた中年の女性2人のうち一人が「あなた座りなさい。具合悪いんだから」と言ってもうひとりを座らせようとした。

席を勧められた女性は、私ににっこり笑って「すいません」みたいな事を言って、さらに勧めた女性も「この人病院にいくのよ」とかなんとか言って座った。

しかしね顔色といい姿勢といい、私よりその女性の方がずっと元気そうだった。

でも言った者勝ちだから、それに対して私も疲れてるんですとは言えない。

彼女はニコリと笑う余裕があったが、私は疲労困憊でどうぞと快く笑う元気も無かった。

私は具合が悪いんです、それでも仕事に行かなくてはならないので座らせて下さいとは言えないよね。周りはみんなやりとりを聞いているし。

こっちは30代だけど相手は50代くらいだし。

 

あれは未だに思い出すと辛い。

自分の身体の辛さも、快く譲れなかった事も。

 

 

 

 

 

 

砂嵐

骨折の話は続く。

 

骨折から1週間。

何となく痛みも軽減されてきた。

未だに横になって寝る事は出来ないが。

 

ここにきて打ち身の痛みがほぼなくなったので、骨折の痛みが主な痛みになった。

それで急に思い出したのだが、私はこの痛みに覚えがある。

いつの記憶なのか全然思い出せないが、この痛みの感覚が以前も経験した事があるのだ。

でも記憶の中にはあばらを折った記憶はない。

でも痛みの記憶があるのだ。

あばらでは無くて、何か別の怪我だっただろうかと考えてみるが、大きな怪我をした事もないし。

 

小学校の頃スケート場で転んでしたたかに背中を打った事があったが、その時の胸苦しさの記憶なのだろうか。

その時知らないうちに骨折して、いつの間にか治ったのだろうか。

 

思い出したくても思い出せなくてモヤモヤする。

直立する生き物

肋骨を折って思ったが、仰向けに寝るって辛いんだなと。

骨折箇所は動かさなければ然程痛くもないのだけど、横になると信じられない程痛い。

なんというか、身体の中の膜みたいな物をメリメリと剥がされるような痛さ。

横になったは良いが激痛で起き上がれず、どっちを向いても痛くて、良い歳をしたオバサンだが、久々に泣きたくなる痛みだった。

1週間ほど経って、いくらか痛みも軽くなったが、それでも横になって眠る事が出来ず、座った姿勢で寝ている。

それでもついズルズルと座った姿勢から身体をまっすぐ寝かせてしまうと、ちょっと動いても激痛。

そこから起き上がるにも、うまくやらないと激痛。

早く治ってくれないものかなぁ。

まぁ若くても1ヶ月は掛かるみたいだから、オバサンではもっと掛かるのかも。

 

桜も満開なのになぁ。