骨折は相変わらずで、こんなに長引くものなのかと暗澹たる気分。
働いていると余り気がつかない近所の事だが、最近怪我の所為で昼間近所を歩くことも多いので、いろいろ見えてくる事がある。
ある日ゴミ捨て場にプラスチックの衣装ケースが捨てられていた。
蓋が無くて使い途も無さそうだった。
粗大ごみとしてちゃんと捨てられているわけではなく、ゴミ置き場に置かれていた。
何日か経ってふとその衣装ケースを見ると、その衣装ケースの留め具の部分が、我が家の衣装ケースの壊れた留め具と一緒だった。
これはここだけ貰って行こうかなと思ったが、その時は荷物もあった上に近所の目もあって後で暗くなってからでも来ようと思った。
しかし、なんだかんだで2,3日経って行ってみたら、留め具だけキレイに無くなっていた。
同じように考える人がいたのだなと思い、ちょっとがっかりしながら帰った。
その数日後、またそこを通りかかったら、今度は衣装ケースごと無くなっていた。
そう言えば、その衣装ケースが出された後に、更に古い蓋なし衣装ケースも出されていたが、それもいつのまにか無くなっていた。
どちらも普通ゴミでは持っていってもらえない大きさ。
そして何日も掛けていつの間にかなくなった。
考えてみればそのゴミ置き場は、いつも何かしら粗大ごみみたいな物が出されるが、いつもいつの間にかなくなっている。
そしてまた別のゴミ置き場でも、比較的新し目のカラーボックスが捨てられていた。
当然粗大ゴミシールは貼って無い。
それはキレイめだったが、出された後に弱い雨が降った。
それが無ければちょっと貰って行こうかなと思ったが、次の日にはもう無かった。
今の区に越してきて3年だけれど、このあたりは単身用の集合住宅が多い。
時々「ご自由にどうぞ」の不用品箱を外に出している方が少なくない。
私もやってみたが、意外と持っていってもらえる。
以前住んでいた区では「ご自由にどうぞ」を見かける事も殆ど無かったので、同じ都内でも地域によって違うなぁと思う。