午後

土曜の午後。

この住宅街は、基本静かだ。

今も外からの物音がほとんどしない。

でも、住人は意外と賑やか。

まぁ、みんなもうすぐお引越しだからね。

 

シリアに拘束されていたジャーナリストが無事帰国して、自己責任論があれこれ言われている。

ジャーナリストに自己責任問う国なんて無い、とか海外では言われてるとかどこかで報道していたが、ここは日本なのですね。

未だ武士道みたいな精神論の根付いた、東洋の島国なんですね。

だから海外と比べても仕方ないのです。

それでも国は邦人が海外で犯罪に巻き込まれれば助けるし、捜査もするし、別に見殺しにはしないんだから、それで良いのにね。

自己責任という考え方が日本人であり、そこを海外に比べて恥ずかしいとか思う必要ないと思うけどね。

それでも紛争地帯に行く人は、行けば良いよ。

本当に何かを変えられるのは、その国の人からの発信のように私は思うけどね。

 

 

開放されたジャーナリストは、思いの外しっかりとしていて精神的に強い人なんだと思う。

拷問もあったようだけど、眼もしっかりしているしPTSDで苦しむという状況にもならなそうだから、そういう点では良かったと思う。