最後の砦

以前あれこれあって、どうにもこうにも仕事が決まらない頃、最後の砦として某探偵事務所の相談員の求人を見つけた。

たまたま別件でネット検索していた時に、探偵事務所のサイトの片隅に求人募集があった。

そこには、応募条件が年齢が40歳以上の女性となっていて、どうしても仕事が決まらなかったらここを受けようと思ってブックマークに入れた。

その後、派遣の仕事やらなんやらで何となく仕事はしていたが、その求人はいつも自分の中では最後の砦として時々は気にしていた。

 

その求人の条件が、3年位前から35歳以上になり、最近見たら30歳以上60歳までと変わっていた。

 

最初その求人を見たのは、たぶん10年くらい前だ。

何かあったら、いつか本当に仕事が無くて困ったら、歳をとっていても使ってもらえるかもと思っていたが、そうはいかなくなったようだ。

浮気調査だの離婚の相談だの、ある程度年配だから良いのかと思ったのだが、今時はそうでも無くなったんだなぁ。

まぁ浮気調査なんか依頼してくるのは、30代とか40代の男女が多いのだろうから、同じような年齢の調査員の方が良いのだろうな。

 

最後の砦だった求人が無くなってしまうと、何だか老後の事が更に心配になって

きたなぁ。

世知辛い世の中よのぅ。

秋の陽

秋の低い日差しはなんか好き。

小学生の頃、仲良しの友達と学校帰りに歩いた道を想い出す。

あの大事な友だち。

今でも付き合いは無いけど、消息は知っている。

インターネットとは便利なものだ。

 

昨日テレビを見ていて、偶然な色々が重なって、今はやりたい仕事で成功しました。

という若い女の子を取り上げられていた。

 

そうそう、結局はやりたい事をやったもの勝ち。

それを出来る経済的な環境とかは重要だけど、結局は人脈とやる気。

何が一番やりたい事か、追い込まれて行き着くしかない事もあるし。

そこで如何に努力出来るかと言う事もある。

 

成功の途はあれこれあるが、結局は諦めたらその途はなくなるのだ。

そういう事は分かっているが、なかなか人は殻から抜け出せない。

 

さて、私もどうするべきか。

何かを始めるのに遅くはないというが、なかなかそこを信じて努力するのは大変。

宝くじは買わないと当たらないように、何事もやらなければ何も起こらない。

それは分かっているのだけれど。

冬の初め

12月になった。

早い。

今年はダラダラしすぎて、全然実感の無いまま1年が過ぎた。

どう考えれば良いのやら。

 

ネットをウロウロしていると、つぶやきやらブログやらで、仲良し夫婦の書き込みを読んだりする。

どちらかと言えば、仲良しとは言い難い夫婦が多いけど、時々奥さんの事や旦那さんの事がとても好きっていうのを見かけると、幸せそうだなぁ羨ましいなぁと思う。

もちろん日本人は謙虚が美徳なので、敢えて他人にのろけ話はしないものだが、周囲でもネットでも『亭主元気で留守がいい』的な意見が圧倒的だ。

そんな中で、結婚して何年も経って子供が居ても、亭主かっこいい、大好きって人が結構居るもんなんだなと思う。

そういう相手にお互い出逢えるって、なんだか奇跡のように思う。

それは環境もあるだろうけど。

大人になってから、自分が生きやすい環境の中に居られた人は、自分と価値観の合う人に出逢う確率も高い。

大学とか職場とか、やりたい勉強が出来る大学に入れたり、やりたい仕事に就けたりしたら、当然周りには自分の価値観に似た人に出逢える。

仕事や学校では無くても、趣味の場やイベントなんかで同じ価値観の人に逢える事もある。

 

私はずっと自分の居場所では無い所に居る。

そこから抜け出す事が出来なかった。

全く努力しなかったわけではない。

でも、どうにもならない事が起きて、全てを諦めた。

そういう状況で出逢う人達は、当然自分とは価値観の違う人達だ。

それに慣れるしか無いと生きてきたら、誰にも出逢えなかった。

 

戻る途と行く途は、どっちが長いのだろうなぁ。

昔話

windows95が世に出た頃、いつかはパソコンから何でも調べられるようになると便利だねーなんて話をしたものだ。

あれから20年以上が過ぎて、今ではネットで大抵のことは調べられる。

嘘の情報もたくさんあるが。

 

黎明期のパソ通なんかは個人的に使った事はないが、2000年代に入ってADSLが普及した頃から自宅にパソコンを持ってネットの世界にどっぷりと浸かった。

あの時代のネットの中は長閑だったし、いろいろと自分の考えを言える場があった。

 

今のネットの世界は『いいね!』を貰うための虚構の世界になった。

みんな幸せでなくちゃならないみたいだ。

 

あの時代に、痛々しいほどの自分の心の中を書いていた人達は、今どうしているだろうか。

ブログが主流になり、その後SNSが主流になり、あの人達はみんなどこかへ行ってしまった。

雨のち晴れ

午前中は降っていた雨が、今はすっかり止んでいる。

出掛けたいような気もするけれど、結局それほど用事もないので出掛けずに終わりそう。

部屋の中でやるべき事は実はたくさんあるんだけれど、部屋が混沌としすぎていて、どうも何もかもやる気を失くす。

物が多すぎて思考が散漫になるという良い例。

ゴミ屋敷の人達のあのやる気の無さが、分からないでもないと思う。

良くテレビで取り上げられたりするゴミ屋敷住人は、親が残してくれた戸建てに住んでいたりする。

恐らく結構広くて良い家だったであろう所が、とんでもないことになっているのを見ると勿体無いなぁと思う。

中には何棟もの家を、次々とゴミ屋敷にしている人もいる。

生活に余裕がある人達が、なぜゴミ置き場からゴミを拾ってきてまでゴミ屋敷にするのだろう。

まぁ病気なんだろうな。

大抵は寂しい人だし。

モノで寂しさを埋めているのだ。

その気持も幾分は分かる。

私が物を捨てられなくなったのも、喪失感からだし。

 

昨日はバスタオルを2枚捨てた。

本当はもっと捨てる予定だったけど、一度ゴミ袋にいれた物を戻してしまった。

全部いっぺんには仲々ハードルが高い。

少しずつでも捨てられただけ進歩だ。

 

今の部屋は西日が差す。

秋の西日は切なく寂しい。

パリ娘

『お菓子と娘』西條八十作詞。

 

この歌、私の年代ではほぼ聴く機会が無かった。

30年位前だったかNHKの番組で、男性オペラ歌手が歌っていたのを聴いたのが初めて。

それまで歌詞しか知らない歌だった。

西條八十の詩集で読んで可愛い歌だと思っていたので、最初聴いた時男性オペラ歌手があまりに朗々と歌っていてちょっとイメージが違った。

その後随分経ってから、Coccoのアルバムの中で子供たちと歌っているのを聴いて、あーやっぱり可愛い歌だと思った。

 

今日は早起きして、近くの製菓学校で定期的に売るケーキを買いに行こうと思っていた。

並ぶよという口コミだったので早く行こうと思ったが、早起き出来ず販売開始時間が過ぎたくらいに行ってみた。

結構な数の人が並んでいた。

大体1時間待って購入。

この定期販売は、昨日たまたま製菓学校の前を通りかかって知ったのだけど、こんなに混んでいたのは、数日前にテレビで取り上げたかららしかった。

いつもはここまでは混まないらしい。

買ってきたケーキは、勉強中の生徒さんが作っているだけあって、特に美味しくはないが、まぁそれなり。

焼き菓子も買ってみれば良かったかな。

焼き菓子の方がそこまで遜色なかったのかも知れない。

 

そんなこんなで珍しく午前中出掛けたので、今日はもう一仕事終えた感じ。

骨折して以降、どうも疲れやすく1日に一つの事がやっとな感じ。

今日はこれから天気が悪くなる所為か、またまた肋骨が痛い。

 

働かねばならぬが、こんなのでまともに仕事出来るのだろうか。

精神世界の人

自称チャネラーが脱税。

山本千春という女。

 

評判は良いみたいだけど、脱税とかしちゃったら一気に胡散臭くなるねー。

結局お金の為に、それらしいこと言って騙してたんじゃないのって思われちゃうよね。

こういう人ほど納税とかしっかりやるべきなのに。

脱税したお金はクローゼットに隠してた、とかもう何かみみっちい。

宇宙だのなんだの言う人が、こそこそ脱税。

 

やっぱあんなの、騙す手口なんだなって思っちゃうね。

どうせ商売としてやっているのだから、ちゃんと堂々と儲けて堂々と使って、堂々と納税して欲しいよ。

綺麗事いう人達は特に。

天使とか宇宙とか、そういうの教えてくれないのかな?

宇宙が世俗的な物を排除するなら、お金も排除したら良いのに。

お金取らずにやれば?って思うわ。

 

なんか綺麗な事いう人が汚いことをするって凄く嫌。